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2023.04.21
English Day礼拝 “The Blue Plaques of London”
4月21日は、静岡英和女学院の「English Day」でした。積極的に英語を話し、外国文化や風習を学ぶ特別な「英語の日」です。朝の礼拝はイギリス人のStuart先生とボランティアの生徒たちによって英語と日本語で行われました。

英語讃美歌は「AMAZING GRACE」を賛美しました。
最初に生徒が「What did you do during spring vacation?」と先生に尋ねると、春休みにロンドンに帰郷した時の話をして街の様子や家族の写真を見せてくれました。そしてその中で「ブループラーク 」(blue plaque) の説明がありました。
「ブループラーク」は、有名な人物が住んでいた建物や歴史的な出来事があった場所に設置される青色の史跡案内板です。ロンドンには900以上あり、現在残っている最も古いブループラークは1867年にウエストミンスターのキングストリート脇に設置された、ナポレオンのものだそうです。以前、画家のゴッホが住んでた家が壊される予定でしたが、建物にこのプラークがあったことで救われた例もあります。

夏目漱石が住んでいた家にもあります。彼はロンドンにわずか1年しか住んでいなかったのですが、そこでの経験が彼の作品に大きな影響を与えたと言われ、現在もその家に世界中から観光客が訪れます。
イギリスの他の都市でもこのアイデアが取り入られています。例えば「AMAZING GRACE」の作曲者であるジョン・ニュートンの印は、彼が住み活動したリバプールの建物に飾られています。これらの印は観光名所となるだけではなく、社会で重要な役割を果たした人々について知る機会にもなります。

1959年にノーベル平和賞を受賞した、フィリップ・ノエルブレイクです。彼は政府が武器の購入や製造をやめて、平和と調和を見つけるためにお互いに話し合うことで、世界平和への道があると信じていました。現在のような様々な困難がある時代の中で、彼のブループラークは900の印の中で最も重要なもののひとつではないでしょうか。

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