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2023.01.27
English Day 礼拝
1月27日は、静岡英和女学院の「English Day」でした。積極的に英語を話し、外国文化や風習を学ぶ特別な「英語の日」です。朝の礼拝はイギリス人のStuart先生とボランティアの生徒たちによって英語と日本語で行われました。

英語讃美歌は18番 This is My Father's Worldを賛美しました。
この日はイギリスを構成する4つの国のひとつであるスコットランドと、有名な詩人のロバート・バーンズの人生についてお話しがありました。

ロバート・バーンズは1759年にスコットランドのアロウェイで生まれ、幼少期は家族の農場で働き、父親から読み書きを学びました。彼は生涯、様々な仕事をしながら詩や歌を書き続け、その数は550を超え多くが世界的にも有名になりました。皆さんも知らず知らずのうちに彼の歌を歌ったことがあるのではないでしょうか?
彼の生涯を祝うためにスコットランドでは1月25日にバーンズナイトというお祝いが行われます。バーンズ・サパー(Burns Supper)という特別な食事では伝統的な料理、カレンスキンク(Cullen Skink)という燻製の魚、玉ねぎ、ジャガイモで作るクリーミーなスープ。国民食である羊の心臓、肝臓、肺、玉ねぎ、オートミール、スパイスをまぜて作るハギス (haggis) 。デザートにはスポンジケーキとゼリー、カスタードとホイップクリームで作るトライフル(Trifle)という料理が食べられます。
なんだか、おなかが空いてきましたね。ところで最初にロバート・バーンズの曲を歌ったことがあるのでは?と言っていましたが、どういうことですか?と生徒が質問しました。
それは「オールド・ラング・ザイン」Auld Lang Syneという曲で、最初の部分を生徒がパイプオルガンで演奏しました。日本では「蛍の光」として知られている馴染みのある曲でした。
「オールド・ラング・ザイン」は古い時代のためにという意味で、1788年に作られたと言われています。英語版では昔のことや古い友人の思い出を歌ったもので、イギリスでは12月31日の真夜中過ぎに新年を祝うために歌われます。この曲は世界のほとんどの言語に翻訳され、作られてから250年近く経った今でも世界中の人々が歌っているのは凄いことだと思います。

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