静岡英和女学院 中学校・高等学校

11月15日に防犯講座が行われました。これは全校生徒を対象に、社会における様々な危険の回避、安全な生活環境を守るために毎年実施しているものです。

今回は少年サポートセンターと静岡中央警察署生活安全課の職員の方を講師にお迎えし、児童ポルノ被害と青少年に近づく闇バイトについてお話しいただきました。

最初に、会ったことのない相手に嫌われたくないという安易な気持ちで写真を送り、被害にあってしまった女の子の再現動画を視聴。SNSなどで写真や個人情報を送るなど、ネットの落とし穴に踏み込まないよう注意してもらいたい。と説明がありました。

近年、闇バイトと言われるネットを介したアルバイトに、青少年が関わる事件が大変増えてきています。高収入で誰でもできる簡単なバイトだと言われ身分証明書を送って、事件に巻き込まれてしまうケースが報道されています。

次に、特殊詐欺を行って少年院の在院している15歳～19歳の少年の実録動画を視聴しました。「受け子」や「出し子」といった役割で犯罪を犯し、地元の先輩から誘われ生活費のためにやった。止めたくても脅されてやめられず、逮捕されてもうやらなくて済むと安心した。特殊詐欺は身近にある誰にでも起こりうること、他人事だと考えてほしくないと話していました。

彼らは必ずしも悪いことをしようと思ったわけではなく、甘い言葉に誘われ惑わされて一生を棒に振ることになってしまいました。くれぐれも闇バイトに手を出して、悪い大人に使われないようにしてください。スマホの使い方を考え直し、自分自身で正しい情報を判断できるようになり、わからなければ保護者の方と話し合ってほしいと思います。と、お話がありました。