お知らせ

HOME > 学校からのお知らせ一覧 > Begin Your Story ~淺場さん~

2023.01.12 お知らせ
Begin Your Story ~淺場さん~
今回は、卒業生の淺場理早子さんにインタビューに答えていただきました。
Q1. 中学受験の時、英和を志望した理由を教えてください。

地元の公立小学校に通っていた5年生のころ、「今の自分よりもっと勉強のできる優秀な人たちと勉学に励みたい」と考えたんです。候補は幾つかあった中でも、キリスト教系の学校であり、きちんとした家柄の方が通っている印象が強かったので、ここなら勉強に集中できそうだなと思って受験したんです。

Q2. 卒業後の経歴について教えて下さい。

指定校推薦でICU(国際基督教大学)に進学し卒業しました。
その後、創業期だったベンチャー企業にて、新規事業の営業(人事向けの採用支援事業)、横浜ゴム(株)グループにて、新規事業の立ち上げ+本社人事を経験したのちに、(株)ミクシィにて、求人プラットフォーム事業の事業部長に就任し上場を経験。並行して、国内MBAに通学し修了いたしました。

その後、自身で2社起業し、代表取締役に就任。衣装のレンタル会社(SHARELY CODE)と新規事業の研修~実務支援会社(株式会社アドタグ)の2社です。

その傍ら、京都大学大学院・医学領域イノベーションプログラムの特別講師や、情報経営イノベーション専門職大学(iU) の非常勤講師として、学生向けの教育にも携わるようになりました。

Q3. 現在の仕事について教えて下さい。

現在は、上場企業を中心とした大手クライアント向けに、「新規事業の立ち上げ方研修」を提供したり、新規事業計画書の作成や事業推進実務の伴走をメインとする傍ら、レンタル会社の代表や、大学・大学院での講師として講義を行っています。
Q4. 英和時代の印象に残っている思い出があれば教えて下さい。

音楽の成績が良かったこともあり、カナダの姉妹校:バルモラルホールスクールとの音楽部親睦ツアーに参加する機会を頂きとても刺激的な体験でした。また、夏休みには保育園でのボランティア活動を紹介いただき疑似的な勤務経験を積むことによって、大人の仕事観を垣間見ることができ、自分がやりたいことって何だろう?と考えるキッカケを頂いたな、ということが印象に残っています。
机上での勉学はさることながら、人間として幅を持たせてくれるような機会を、たくさん与えて頂きましたね。

Q5. それら思い出や経験が、現在も役立っていることがあれば教えて下さい。

先ほど申し上げた音楽部の親睦ツアー・保育園のボランティア活動に加えて、英和の代表として英語のスピーチコンテストに出場し全国大会まで行かせてもらったり、修学旅行委員長として同級生との1週間の旅を主導したりしていました。

そもそも取り組んだ経験がない事ばかりでしたので、企画~実行の過程でたくさんの先生方や友達のお力を借りする必要がありました。たくさんの人たちと共に練習や準備に励んだことで、「短期間で」「チームで」「成果を出す」という貴重な体験をさせていただいたと思っています。

こうした学生時代の経験が私の基礎となり、大学から今現在のキャリアに至るまでには無茶な仕事が大量に舞い込んできましたけれど(笑)どんな局面でもサクサクと乗り越えられた気がします!

現在では、クライアントから、短期的・突発的なプロジェクトや、頭脳も行動もともに柔軟性が求められるようなプロジェクトを、お任せいただいているんです。正に昔からの得意領域ですね(笑)。

Q6. 英和の生徒に何かメッセージをお願いします。

学生時代は長いようで短いです。学ぶこと・経験することだけに、これだけ時間を割ける期間はこの先ほとんど機会がありません。ですから、その毎日を良質に過ごすための「自分の軸」について、一度立ち止まって考えてみると良いと思います!単なるわがままやこだわりについて考えるのではなく、自分にとって意味のある学生生活にするために方針を決めること。

例えば、私が英和時代に決めて実行していたことは、「他の人がやりたがらないことを、率先してやること」でした。多くの人が面倒でやりたくない、という事は、それを面倒ではない方法に変えていく(社会の仕組みを変える)チャンスかもしれないし、皆からは見えていない世界が見えるのではないか?と思ったからです。

そしてもう一つ、「指名で依頼があったらまずやってみること」。自分が自分のことを一番わかっているつもりでも、実は、他人の方が自分を理解しているケースがあるからです。私の学生生活でも、自分を客観的に見てくれている両親・先生・友達から「あなた、これやってみたら?」と言われる事は、意外と向いていた、ということが多々あったんですよね。音楽も、スピーチコンテストも、修学旅行委員長も、すべてそうでした。

なにかひとつ、ご自身の「方針・軸」を決めて、それにそって学生生活を過ごしてみると、少しずつ自分の成果や糧として積み重なっていくと思いますので、試してみてください!

Q7. その他なんでも伝えたいことがあればお話しください。

在校生の皆さんが過ごしている毎日は、自分自身の人生の1日ですから、毎日を大切に。今できる事は、今やる。今話せば解決できることは、今相談する。明日は明日でやりたいこと・やるべきことが発生しますからね(笑)。

芯は強く、心は優しく女性らしさを忘れずに、学生生活をお過ごしください。在校生皆さんのご活躍、そして静岡英和女学院のご発展を心よりお祈り申し上げます。

英和女学院 中学校・高等学校

ページトップへ