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2020.09.07
励まされた一冊
◆ 世界がもし100人の村だったら(1991年米国、2001年日本)
池田 香代子 (著)、C.ダグラス・ラミス (翻訳)

世界63億人(1990年)を100人の村に換算すると52人が女性、48人が男性と言ったように、あらゆることが100人の村にたとえられています。アメリカの一人の環境活動家が発信したネットロアから始まりました。シリーズ6冊です
◆ 82年生まれ、キム・ジヨン(2016年韓国、2018年日本)
チョ・ナムジュ (著)、斎藤 真理子 (翻訳)

韓国で1982年に生まれた女の子にはジヨンという名前がよくつけられました。物語はジヨンの少女時代から就職、結婚、出産が綴られ、韓国のジェンダー(社会的性差)意識、女性に対する差別と抑圧が描かれています。
◆ むこう岸(2018年) 安田 夏菜 (著)

有名進学校で落ちこぼれ、中3から公立中学校へ転校した和真、そして小5で父を事故で亡くし、母と妹と暮らす樹希は生活保護を受けている。ふたりの中学3年生は『カフェ・居場所』で知り合い、いつしか手探りで「貧困」と戦います。
◆ ぼくはイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー(2019年)ブレイディ みかこ (著)

パンク・ロックに憧れ渡英した著者、現地の方と結婚、最貧困の保育所で働き、息子(「ぼく」)はハイソなカトリック小学校を卒業。ところが人種も貧富もごちゃまぜの「元・底辺中学校」に入学。思春期の「ぼく」が人種、貧困、友情に悩む姿を、母が温かく見守っています。
◆ 2020年6月30日にまたここで会おう(2020年)瀧本 哲史 (著)

2012年東大で行われた伝説の講義を収録したものです。講義の最後、聴衆の学生たちと去りがたい講師の瀧本哲史さんの姿が印象的です。次世代への優しさ、温かさに満ちています。英和生、英和ファミリーみんなに読んでほしいです。

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